ワイヤーフレームを作るにあたり、Adobe XDのメリットを自己採点します。

Adobe製品の浸透力

これまで色んなワイヤーフレーム作成ツールを試してきました。インストールして使ったり、オンラインで使ったり、少しでも効率アップに繋がりそうなツールを物色してきましたが、やっぱりブラウザ経由のサービスよりもインストール型のほうがモタつかないので好きです。

昔のお気に入りはAxureでしたが、当時は400ドルくらいの高額ツールだったので、チームメンバー全員で使うには高すぎました。今では月額29ドルから始められますが、ワイヤーフレーム「だけ」のために支払うのも何だかなぁという気がしてしまい、今では全く使っていません。

その点、Adobe XDはCreative Cloudを利用していれば追加コストを気にせず使えるのが良いですね。

どのWebデザイナーさんでも、制作会社でも使っているAdobe製品。やっぱりAdobe純正というのは魅力です。

Creative Cloudという安心感

InVisionは無料で始められるので重宝していましたが、単独サービスの宿命なんですかね、作れば作るほどInVisionにロックインされるのがちと不安でした。

ある日突然、経営方針が変わって利用料金が跳ね上がったら。。海外のSaaSは投資家のさじ加減一つで料金体系が激変するので、なるべくロックインは避けたかったのです。

その点、Creative Cloudに毎月支払っているというのは安心材料でした。PhotoshopやIllustratorなどWeb制作会社のキラーアプリが全て使えて4,980円(個人向け)なのだから、Adobe XD単体での値上げは無いだろうと思い込んでいます。

後発ならではの先進性

かゆい所に手が届くのも大きいです。

  1. 既存資産をインポートできる: SVGでインポートすればIllustratorやSketchで作ってきた素材を使い回せます。
  2. インタラクションが簡単: これまでのワイヤーフレーム用アプリが培ってきたリンク遷移やインタラクションを踏襲しています。
  3. デザインとプロトタイプの行き来がシームレス: いちいち画像に書き出さなくても、Adobe XDだけでUI設計とプロトタイプをシームレスに行き来できます。

一度覚えれば当分使えそう

ツールは覚えて使いこなすまでに学習時間(投資)がかかりますが、Adobe XDは投資時間に見合うリターンがあると思います。

まずは一人で使ってみて、徐々にチームに浸透させていくのが良いんじゃないでしょうか。